2011年12月27日

もどかしい面

私の勤務する学校は、地方では、トップレベルの学校です。1番目か2番目ぐらいだと思います。地方とは、例えば、東北地方という意味です。

タイでの中等教育における日本語教育を理解している日本語教師は、本当に限られた数しかいないのでは、ないだろうかと思います。

日本語を教えることができる教師はいるのだろうけど、学校制度の中で、学校教育として日本語教育ができる先生は、どの程度いるのだろうか。

国際交流基金が、勧めている「あきこCan-do」は、確かに教師にとって多大な貢献を生みだすだろうと思う。しかし、タイの公立の中等教育では、学校制度のもとに、もう少し踏み込んだ段階まで来ているのが現状だと思う。

今、タイの公立中等教育では、「日本語Can-do」から一歩進めた「あきこCan-do」ではなくて、タイにおける、学校教育制度からみた日本語教育のありかたが求められていると思う。

多分、中等教育にどっぷりつかった先生は、国際交流基金とは、距離が離れていると思うし、また、国際交流基金も、そういった先生に関心もないとは、思うけど。

posted by セイス at 04:59 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
すみません。
「タイの中等教育における日本語教育を理解している」とは、一体、何ですか。もっと具体的に書いていただけませんか。
私は県で一番の進学学校やレベルがかなり低い私立学校でも教えたことがあり、現在は国立大学で副専攻としての日本語を教えています。長ければ良いというものではないですが、タイで日本語教師をやって、今年で11年になります。
上記の件は、「何が正解だ」だとはとても言い切れぬ程の複雑な問題を含んでいると考えていますが。
Posted by Kobori at 2011年12月30日 11:59
Kobori さま

書き込みありがとうございます。
「タイの中等教育における日本語教育を理解している」は、タイでの教育制度、そして教育制度の中で中等教育はどうあるべきなのかということです。教育制度は、昨今、変容を見せ、教師に教師たれといった風潮がみうけられるようになりました。これは、学校スタンダード事業の一環です。
「タイの中等教育における日本語教育を理解している」とは、日本語教育に対する私の疑問でもあるのです。
2006年の国際交流基金の調査によれば世界での初等・中等教育機関でのニーズが多い、それにもかかわらず、初等・中等教育機関での日本語教育研究が乏しいと感じているのです。ですから、どの日本語教師も中等教育で何が行われているかわからない。
「タイの中等教育における日本語教育を理解している」とは、日本語教育史のテーゼでもあると思っています。
日本語教育は、どのような需要からはじまったのかと。特に高度成長以後ですが。その需要にこたえるべく、日本語教育がおこなわれてきたのではないかと。実証は、このサイトでは、できませんが。
中等教育と高等教育もしくは、日本語学校の違いは、何だと思いますか。私は、中等教育は、生徒を助けなければならないと思っていますし、学校からも要求されます。ですから、日本語ができればよいという教育はできません。日本語教育を通して、生徒が考える姿勢を作らなければなりません。それは、とても難しく、わたしも自問の日々をすごしています。
Posted by at 2012年01月11日 20:55
「進学学校やレベルがかなり低い私立学校」というくくり方も、タイでの中等教育における日本語教育は、今変わろうとしているのではないかと思っています。

実は、このことを先日ある先生に質問したのですが、どうも違う答えをされてしまいました。抽象的ですが。

Posted by ceisu at 2012年01月12日 01:40
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