タイでの中等教育における日本語教育を理解している日本語教師は、本当に限られた数しかいないのでは、ないだろうかと思います。
日本語を教えることができる教師はいるのだろうけど、学校制度の中で、学校教育として日本語教育ができる先生は、どの程度いるのだろうか。
国際交流基金が、勧めている「あきこCan-do」は、確かに教師にとって多大な貢献を生みだすだろうと思う。しかし、タイの公立の中等教育では、学校制度のもとに、もう少し踏み込んだ段階まで来ているのが現状だと思う。
今、タイの公立中等教育では、「日本語Can-do」から一歩進めた「あきこCan-do」ではなくて、タイにおける、学校教育制度からみた日本語教育のありかたが求められていると思う。
多分、中等教育にどっぷりつかった先生は、国際交流基金とは、距離が離れていると思うし、また、国際交流基金も、そういった先生に関心もないとは、思うけど。